Ongoing Collective DIARY

2020/04/07 空っぽの重さ
2020年4月8日小川 希

緊急事態宣言がさっき発動された。昨日の夜に、次回の展示作家の榎本くんと電話で話をして「発動されたら展示は中止するしかないかもしれないね」となっていた。Ongoingは2008年にオープンしてから一度も展覧会の中止をしたことがない。2011年の原発事故の時もオープンし続けた。だから、なんとか今回も中止をしないで続けられるように知恵を絞ってはみたのだけど、流石にここまできたら展覧会の開催は難しそうだ。とても悔しい。でも開けることで誰かを危険にさらすことになるならば、やはり諦めるしかない。どうにもすることのできない無力感。
ふらりとOngoingに行ってみることにした。自転車で前につけ中に入る。本当だったら搬入が始まっているはずのOngoingは、ひっそりしている。展示を終えた青木さんが、昨日、ギャラリーの壁を真っ白く塗ってくれていた。空白感がより一層際立つ。何にもないOngoing。1年を通して1回見れるか見れないかの光景。綺麗だなぁ。常に動き続けているこの場所が、静かに止まっている。13年目にして、初めての長いお休み。何かをすれば何かが生まれ、何もしなければ何もない。当たり前のことだけれど、この空っぽはずしりと重い。

小川希

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