Ongoing Collective DIARY

病院へ
2019年6月8日

6月7日(金曜日)雨のち曇り
ここ1週間ほど腰が痛い。ベッドから起き上がるときやかがみこむ時、肩にかけた鞄をかけなおすときなど、慎重に身体を動かさないと「グュアッッ!」と変な悲鳴を上げてしまう。
今年は後厄ということもあって、体や体調の変化に敏感になっているのかもしれない。ここ1,2年はどうも体の調子が悪く、ひどく疲れやすくなっていたり、物忘れがはげしかったり、集中力が続かない時間が多くなったり、いつも眠かったり、声が出し辛くなる感じがしたりと今まで感じてこなかった身体の衰えを痛感するようになってきている。さらにここ2か月ほどは、家の外で誰かが竹ぼうきで道を清掃しているような「ザーッ、ザーッ、ザーッ…」という耳鳴りも定期的に聞こえていて、睡眠不足気味にもなっている。
2日前、久しぶりに子供と一緒に風呂に入っていると、陰部に違和感を感じ、よく見てみると包皮線と呼ばれる辺りに5mmほどの黒いしこりがあることに気が付いた。怖くなったので、ネットで色々調べてみると、黒いしこりの形状はメラノーマと呼ばれるホクロ状の癌に非常によく似ている。この腰の痛みや近年の倦怠感、疲労感の理由がこの陰部の黒いしこり=癌細胞につながってくる。そして、近年がんと闘っていた身近な人々の顔が頭に浮かぶ。癌と闘う日々を覚悟し、これ以上家族に迷惑をかけない為に、そのままネットで一番安いがん保険に申し込みをした。調べてみるとメラノーマは早期発見で転移がない場合は、発がん箇所の部位を切除すれば命に影響はない可能性が高いらしい。今後の自分の生き方として、癌細胞の摘出=陰茎の切除、~ホルモンバランスの変化による女性的な身体への変化を受け止めて、日々の生活や作家活動を行っていこう。そしてこの第二の人生を楽しんでいこうと前向きに考えていた。いずれにせよ早期発見であること願って。
今日、早期発見であることを願いながら、仕事前に家の近くにある西徳洲会病院という巨大な総合病院に行ってきた。朝の8時半に行ったのに、受付番号124番という絶望的な数字。泌尿器科の前で大量の高齢者の方々と一緒に名前が呼ばれるのを3時間ほど待つ。腰が痛いので、ちょっと苦痛な表情で下半身をいたわったりしているから、重度の性病感染者みたいにみえているのかしらと思いながら、数か月後には去勢された自分の姿を想像してみる。
やっとのことで呼び出され、泌尿器科1番診察室に入ると、見るからに高価そうな時計を腕にはめた、自分と同い年ぐらいの吉川晃司似のこわもてイケメン医師がオダギリジョーのようにクールな対応で診察してくれた。この境地にいくまで彼は20年近く泌尿器科医師としての様々な陰茎を観察してきたのだろう。そして、かれの歴史に新しいメラノーマ付きの一本がそっと加わるのか。目を閉じて診察台に横になり診察をしてもらう。「フーン、ウーン?ン~、、、」と言いながらグリグリとしこりを押したりひっぱったりしながら観察しているのを感じる。少し痛いが不快ではない手際の良さ、さすが吉川ジョー。
目を閉じて、死刑宣告を待つぐらいに緊張しながら診察されていると、
「ウ~ン、、、ンッ!?ン?アレッ?取れましたね。あー、これは恐らく恥垢ですね。あっ、チコウっていうのは、皮膚にたまる垢みたいなもんですね。お風呂とかは入っていると思うのですが、まあもう少しよく洗ってもいいかもしれませんね。」
大きな安心感とともに、中学生のころ読んだターちゃん以来久しぶりに聞くチコウという言葉の響きと、恥垢ってあんな黒い塊になるものなのかという関心、洗っていたつもりだったのに何故あんな塊になったのか、がん保険の解約はするべきか、この耳鳴りや腰の痛みの原因は結局なんだろうか等など考えながら、痛い腰を引きづりながら3400円を支払って病院を後にした。やっぱりがん保険は早めに解約した方がいいかな。
(昨日書いてる途中で寝てしまったので、8日の朝続きを書きました。)

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