Ongoing Collective DIARY

いつも
2019年9月18日

車に乗って狭い道を運転するときに、向こうから対向車が近づいてくる。こっちが道を譲らないといけないから停止する。そのとき、相手は軽く手を上げてくれる。私も手をあげる。
「どーも。」「ありがとね」「わりぃね」「うぃっす」「たすかったよ~」「はいよッ!」みたいな。無言のやりとりだけども、きっと意識のどこかでは届かない電波みたいな微小な暖かい声を発している。

握っていたハンドルをそのまま浮かす感じ、手のひらが斜め下で、丸みのある掌の形、つまり無理のない手の形だ。
観音様がさしだす上向きの掌の形に少し似ている。すこしだけ水を掬えるようなかたち。それを頭の横らへんまで持ってくると、私はなんとなく、どこかの暑い国の、かつて土人と呼ばれたような人たちの素朴な挨拶をイメージする。
「ウッホ」、「ウホホ」
このハンドサインのやりとりに、私はいつも仄かな幸福を感じる。うっほっほ、と。

高橋大輔

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