Ongoing Collective DIARY

「デュエット」
2019年5月29日

朝7時に起床、シャワーを浴びて寝癖を直し、走り回る娘の身支度もする。芽を出したばかりのダリアに水をあげて、片方萎れているのに気がついて一緒にがっかり。気を取り直して8時半に家族三人で家を出発。途中の曲がり角で、お父さんはバイバイ。妻と娘は保育園へ。

大学に着くと本日の授業進行をイメージしつつ早めに学食で中華ランチ。娘は僕が大学に通っていると思い込んでいたりする。3限、100人越えの講義で日本の写真家3名についてスライドを見せながら60分伝えたい事を語り続け、20分程度の参照動画を見せて小レポートを取る。講義の枠を超えて熱心にレポートを仕上げてきた学生が3名、嬉しい限りだ。次の授業までの合間、MacBookのセットアップで新入生が初めて宝物を手にいれる感動を目にしてニンマリした後、教員向けのメンタル系セミナーでアドラー心理学に触れてなんとなくうな垂れる。うぅ〜、正気に戻らねば。5・6限、映像の演習。1カット縛りで制作された学生短編作品25本を鑑賞し、学生の声も聞きつつ、できる限り丁寧にコメントしていく。いつも思うが講評は難しい。果たして何を共有して、何か伝えることが出来たのか?心の奥底で呟きつつ演習後、授業外で動かしている映像プロジェクトの進捗チェック。完成間近の学生の編集力はなかなか、鍛え甲斐あるね。イメージやコンセプトが、言葉や作業を通して相手に伝わるようになるには時間も手間もかかる訳だけれども、その距離が縮まっていくことはなんとも快い体験だ。これが、僕が教員を続けることが出来る一つの理由です。

で、今日は遅めの22時帰宅。玄関を開けると本当は寝ているはずの娘がお出迎え。娘の歯を磨くのを手伝って、絵本をループでお姫様抱っこして布団に寝かしつける。流石に脳がオーバーロードしそうなので、30分仮眠。で、近所のファミレスに移動して日記を書き始めました。

何を書こうかなぁと記憶を辿ってみる。

 

プッププ、スゥー。

 

久方ぶりに針を落とす。傍らには、目を丸くして、じっと事の次第を見守りながら佇んでいる娘の姿が呼び起こされる。そう、娘は三歳になった。危険予防、悪戯防止、年齢不相応、色々な理由で今まで家で機能していたものを隠したり、保護したりして、封印してきた。ここ最近は娘の成長に伴い、生活の中で失われたあれこれが休眠を終えて取り戻されつつある。レコードもその一つ。

待望の瞬間、DJ父として何をかけるのか?小さくて大きな問題。色々と妄想を膨らましたけれども、結局アイドルのドーナツ版に。長山洋子の『春はSA・RA SA・RA』1984。娘の体がカクカクと静かに揺れだして、歌が始まる頃には楽しげに踊りだしている。一緒に踊って笑顔が溢れる。この曲、80年代当時を僕自身が知っている訳ではなくて、昨年なんとなく観た映画の中で出会った。『マジカル・ガール』2014というカルロス・ベルムトというスペイン人監督のサスペンスで扱われた一曲。堅実に練り込まれた素晴らしい映画なのですが、書き出すとネタバレになってしまうので控えます。人間の「欲望・願い・愛」が交錯する冴えない父と、魔法少女に憧れる娘の物語。娘持ちのあなたも、そうでないあなたにも必見。で、観終わった後、早速オークションでレコード手に入れて眠らせておいて、ようやく盤に針が落ちたというわけで。

そんな想いを娘が知るはずもなく、父的自己肯定の趣向満天ではありますが、意図を超えて何かがきっと残ると信じたい。自分の幼少期を振り返ると、日曜日になるとレコードが回っていたことを思い出す。細い糸を辿っていくと、それは『四季の歌』。定かではないけど、芹洋子?僕の父がランニングにパンツでよく歌っていた。カラオケの練習なのか、ただ単に好きだったのか、僕に聴かせたかったのか、所以も訳も不明だけれども、脳裏にこびり付いている一曲だ。回り回って、この先娘が初めて聴いたレコードの曲が何だったのかを思い出せる可能性は極めて低いのだろうけど、次の日曜日には、また春はサラサラかけてみようと思います。愛を知る事の大切さが身に沁みすぎる一日の記録を示しました。

 

参照動画『春はSA・RA SA・RA』

https://www.youtube.com/watch?v=3nAOv1LbBss

 

鷺山 啓輔

今日のレシピ
2019年5月27日

8時に起きる。

youtubeでラジオ(サンデーナイトドリーマー)を聴きながら、夕方に食べる弁当を作る。

サラダ

(トマト、レタス、ブロッコリー、パクチー)

ゆで卵

バナナ

食生活改善中。

 

10時半に予約してあった歯医者へ行く。

レントゲン、歯石除去。15分で終わる。

マジかよ(予約2週間待ち)。

2600円。歯医者高けぇ。

今年は残り二本の親知らずを抜きたい。

 

仕事は13時から。なので時間を持て余す。

最近、念願の車を買い替えたんだけど昨日「もう汚いね」ってHに言われたので、ガソリンスタンドの洗車機にぶち込む。

500円のシャンプー(今月2回目)

ダウンロードした田我流の新譜を聴く。

QNも聴いてみる。

暑い。

職場に勤務2時間近く前についてしまう。

早くないっすか?という挨拶から、

午前中から来ていた人と医療保険ってどうしてる?って話をする。

最近まわりの人で結構な病気になる人が増えていて不安になる事が多い。が、

掛け捨てor貯蓄型

どんなのが良いのか全く分からないので、とりあえず保留。

 

今年に入ってから色々と転換期のように感じていて、死ぬまで作品を作り続ける為の準備みたいな事をボヤっと考えたりする。

 

という事で

最近マスターした麻婆豆腐のレシピを

 

1.ニンニク2かけ、生姜(にんにくと同じくらいの量)、長ネギ(3分の2くらい)をなるべく細かくみじん切りする。

 

2.フライパンにサラダ油をちょっと垂らしてみじん切りしたニンニク、生姜を炒める。

 

3.ひき肉を適量入れて一緒に炒める。

 

4.豆板醤、甜麺醤、豆豉をそれぞれ大さじ1ずつ加える。(テキトー)

 

5.よく炒めたら、鶏ガラスープをひたひたになるくらい入れる。

 

6.一回煮立たせる。豆腐を入れ、みじん切りした長ネギを入れる。

 

7.かるーく混ぜて、砂糖、醤油、ブラックペッパー、ごま油、を少々入れる。お好みで。

 

8.水溶き片栗粉を入れて、いい感じにトロみがでたら出来上がり!

 

陳建一先生とE本くんレシピを参考に、アレンジした内容になります。

 

齋藤雄介

初夏です
2019年5月26日

 去年大学で、塊から削り出して木のスプーンを作る、という授業をやってみたんですが、そもそも全然道具が足りない。中学や高校の美術室の方がマシなくらい。でも、ナラの木の塊を材木屋さんで買ってきて、ノミとか彫刻刀で削ってみてってやってたら、けっこうみんな熱中して楽しそうにやっていた。でもやっぱ道具がダメで、かつナラの木も半端なく硬いもんだから、わりと血とか出ていた。ちょっと目を離したらノコギリもビヨンビヨンしならせながら切ってたり、ノミの刃も欠けたりと、ただでさえ足りない道具も散々なことになりながら、でもできた物はけっこう良くて、授業は苦労の程度と仕方をデザインすると良いなぁなどと思ったけど、今回はそれについて書こうとしたわけではない。

 前置きが長かったけど、近所のリサイクルショップで中古のノミを大量に買えたので嬉しかったって話です。

 今年もこの授業をやろうと思って、いま少しずつノミとクランプを買い揃えていて、ヤフオクでも大工さんが使ってたノミが大量に出品される、みたいなことがあるけど、落札直前に値段が一気に上がる。見た目はボロボロでも研ぐと質の良い金属が出てくるので、価値が高いみたいです。リサイクルショップのおばちゃんといろいろ話してて、大工さんが廃業したり亡くなったりするとこういう物が入ってくる、って聞いて、まあそうだよなぁと思いながら知らない大工さんの死体なんかを思い浮かべてしまった。(この→ 特殊清掃の人のブログ たまに読んでるので )

 いっぱい買ったらおばちゃんが喜んで、ノミ重いから入れる箱と、磁石もつけとくね、ってその辺にあったものをオマケにくれて、磁石は重いのでちょっと嫌だなと思ったが「ありがとうございます」と言った。

 

東方悠平

 

 

 

5月24日の日記です。

5月24日の日記を25日の24:55に書いています。遅れてごめんなさい。

7月いっぱいで造形大のCSLABでの仕事が終わる。新しいスタッフ(ぺインターの下山健太郎くん)とか学生に引き継ぎつつ、なんか置き土産的にイベントもやっとこうと思ってオンゴーイングのスタッフでもある津賀さんに連続講座を提案してその第1回が23日(木)だった。イベントはCSLAB×MELLOWージェンダーに関する観察と実践ーというタイトル、興味があれば参加してほしいです。

きっかけは津賀さんがMELLOWというホームページを始めたこと。ホームページの頭には女性にまつわることを扱った講義を探せるサイトですと書いてある。都内の大学のフェミニズム、ジェンダー、女性学などを扱う講義を一覧にまとめたサイトで、このシンプルさがぐっときて、大学に関連することでもあるので一緒に何かできませんか?!と声をかけました。ぼくはなんかリアルでもネットでも、ジェンダーバイアスやべえなと最近特に思っていて、改めて見ると大学の中だけでも僕が卒業した絵画専攻の専任教員男しかいない、大学の入り口に裸の女の像がある、初代学長の桑沢洋子は服飾デザイナーだったのにな、、、といろいろあり、でも学生は女性の方が多いっぽいし、身体と社会ってどうしたって関係するしそこで起きてる問題を自覚的に表現している学生もちらほらいるしでやるべきでしょうと思って企画しました。

そしたら15人くらいきてもらって、いろいろ話を聞いて、正直あんまり単位に関わらないイベントには来ないだろうなと勝手に思っていた人とかも来てくれて言いたいことがあって、お互いに話聞けて、第2回も楽しみだなってなり津賀さんうらさん宮川くんと稲田堤のバーミヤンに行き、次の日は暑いし気が抜けて日記かくの忘れたんでした。ほぼ23日の日記ですね。

一応書こう24日は両手で棒を振り回したり、規則とペナルティについての作品の相談を受けたり、データ整理をしたり、バーベキューで使う机を見繕ったり、6メートルの高さにプロジェクターを吊る相談をされたり、税金って何って話をしたり、タバコを吸ったり、僕がNHKに就職したら嫌ですか?と言われたり、ニスを塗る人を撮影したり、ミーティングをしたり、歯を抜いた人を気遣ったりしていました。8月からどうやって生活しようかな。もう夏バテしそう。うちに今メロンがあります。それでは~!

 

小山友也

未来日記(そんなアニメありましたね。)
2019年5月25日

5月25日の日記。これを書いているのは。5月22日。あと40分で23日。三日後に公開される日記を今書いています。

ちなみにこれを書いているのは実家の川崎で、なぜ京都拠点の僕が実家に戻っているかといえば、東京に搬入に来ています。搬入は原宿のお店(京都のvouの店長、川良くんが内装を手がけたお店)に回転する作品を納品と6月7日からのMAHO KUBOTA GALLERYで展示にマスキングテープで作品を作っています。どちらも皆さんぜひ来てください。また詳細送ります。

ちなみに、明日(5月23日)は搬入終わりにOngoingに行こうと思っています。あわよくばOngoingか吉祥寺のどこかのお店で飲んで、レジデンスに宿泊しようとしています。

ところで、この日記が公開される5月25日は京都にいます。京都のBnAホテルで展覧会が始まるからです。ただまだ搬入終わってないので、24日の深夜に車(スズキのevery)で帰ります。で8時に現地について、昼の12時にオープンなので9時から眠い目こすりながら作業して3時間で、最後の作業を終わらせました。5分くらい過ぎちゃったなぁ。そのあとお家に帰ってお風呂に入って、髭を剃って、展覧会会場に戻り16時からトークがあってから、そのあとは飲み会。もうこれでもかってくらい飲んじゃってます。

と、ここで展覧会の宣伝がてら、話が変わるのですが、このホテルの展覧会で出している今回の作品のモチーフは、高校のときに電車通学とかしてたとき妄想した、動いてる電車に合わせて窓ごしに見える家々や、各障害物を飛び飛び越えて電車についてくる「アレ」についてです。いったいどれくらいの人が、「あぁアレね」ってなるのかわからないけど、この話をこの展覧会の企画者に話したときには、その人は”忍者”と呼称していました。から共感してくれる人はいるはず。正直、”忍者”はなんかしっくりこなかったので、とりあえず「アレ」と呼称します。

なぜ、忍者がしっくりこなかったかというと、僕の想像する「アレ」は忍者以上にめちゃ跳躍するし、脚速いし、もうバネが違うというか、筋力が違うんです。現実離れしてる。けど重力の影響は受けているからこそ、アレの筋力半端ないな、と思ったのがきっかけで作品作りました。ちなみに「アレ」って呼称してるから、僕とは別の誰かと設定してはいるものの、基本的に想像する人自身の身体の投影ではあると思っているので、僕の身体能力から飛躍してあんなにも飛んでくれる、想像の筋力はすごいなと思う今日この頃です。

だからこそというか、22日(書いているうちに23日になってしまったけど)に、せっかく25日の日記を書いているので、もう少し飛躍した筋力を使って書いたほうがいいかと思いました。

なので25日の出来事としては以下です。

5月25日。今は京都にいます。昨日まで東京にいたけど、京都のBnAホテルというところで展覧会が始まるから朝に走って戻ってきました。2時間弱くらいかな。新幹線とあまり変わらないかも。相棒の車(鈴木)は箱根の温泉寄ってから帰ってくるっていったので、僕だけ先に戻ってきました。朝の8時に久々の実家でバナナと食パンを渡されて、食パンくわえながら走って戻ってきました。誰にもぶつかりませんでした。まぁ時速換算で新幹線の速度超えてるから、人に当たったらやばいんだけどねw。10時前にホテルついたんで、現地についてラジオ体操して、ホテルの屋上に壁を伝って登ってから、京都の街を一望。昼の12時にオープンなので1時間くらい屋上で眠ってから作業しようとして、起きたらなぜか作業がすべて終わっていました。多分寝てる間にやってたんだと思う。そのあとお家に帰ってお風呂に入って、散髪に行って髭と眉毛を整えてもらって、展覧会会場に戻り16時からのトークにでてから、いま飲み会中。すべての仕事を終えたビールはうますぎる。あとは、今日このあと寝るだけです。

おやすみなさい。

East London, 23rd of May
2019年5月23日

I find it quite challenging to write a diary like this, I haven’t done it in years. My head goes into narrator mode and then everything I write feels unnatural. I was thinking about this the last few days. I also have a really bad memory though, so writing things down is pretty useful. Here goes…

Today was the day of the European Elections and the political scene right now is pretty crazy. The most popular party is called The Brexit Party (they only formed one month ago) and their only policy is wanting to leave the EU. So they’re running in an election in order to be elected to a governing body they want the UK to then leave. This party scares me, the leader has links to Trump and far-right groups, but they’ve re-branded for this election with slick imagery and a multi-cultural somewhat liberal look. I voted Labour.

On the way to the polling station (where people vote) a local school was practising archery. There was a sign stuck to a chair at the entrance to the park which read “Danger – Archery in Progress”.

I live in an area of East London called Newham which is in the process of wide scale development. It’s part of the legacy of the 2012 Olympics which were hosted round the corner here. The London Legacy Development Corporation has been given power over local councils (市議会) to develop an area crossing several London boroughs (市). They’re guilty of evicting local residents and leaving whole blocks empty long-term (waiting for development) when affordable housing is needed and homelessness is at record highs in these boroughs. The polling station was in the basement of a tower block.

After voting I got the bus to a school in a neighbouring borough (Tower Hamlets) where I teach music. One of my students asked how much money I earn. I’d had questions like this (about money and job status) before from one of the others (both teenage boys) and ended up giving a rubbish answer. I wanted to be better prepared this time. I said something about that being none of his business, then tried to explain that money wasn’t the main thing about a job, it is important to do something you enjoy too blah blah blah. I was also disappointed with this answer…. Try better next time. Lot’s of the students are fasting (断食) for the yearly Islamic observance of Ramadan this month which involves not eating or drinking anything while the sun is up (for a whole month). A different student (who is a really wild 13 year old who can’t concentrate for more than 10 seconds) explained to me how it’s about mindfulness and understanding others who have less. We had to check it was ok for him to play the saxophone while fasting, because you put it in your mouth. I few other students are massive K-pop fans and one has read loads of Japanese manga. I have to pretend I haven’t read *all* of the ones he mentions just so I can keep some teacher qualities.

I had Lamb Biryani and Lentil Dahl for dinner at a small Bengali restaurant.

In the evening I helped run a meeting for organizers at a festival happening in June called AntiUniversity. I was supposed to help give everyone a chance to speak and listen to each others event ideas. It went fine, but more people kept arriving late and it went on way to long, everyone got pretty tired by the end. A confrontation between two different factions of ecology activists nearly kicked off. Think it went as well as can be expected though.

On the bus home a guy in his mid 30s called Michael Clarke started talking to me. He was drunk and happy because of a film he wants to make just got permission to use a script. He was crying and talking a lot. In the end we found out we come from the exact same village far from London in the North of England. I was a bit too tired to be talking with a happy crying drunk man though… So I escaped when we transferred to the train.

I’m actually finishing this off in the morning after the 23rd (sorry for the late upload). It’s sunny and warm, very nice temperature, bright blue sky. I’ve been re-reading Real by Takehiko Inoue the last few days too, what a class manga.

東西+中部ラッパー球団スタメン熟考表2019
2019年5月21日

これは東西+中部ラッパー球団スタメン熟考表2019です!

日本で活躍するラッパー達を活動地域別にチーム分けし、ラップの声、フロウ、ライミング、そして個人の性格を予測し選抜しました。これが僕のドリームチーム3です!みてね!

 

|西軍|

1 右翼手・GOBLIN LAND
2 三塁手・紅桜
3 一塁手・HIDADDY(韻踏合組合)
4 指名打者・LA BONO
5 二塁手・Young Yujiro
6 捕手・MC BIGFACE(RAMB CAMP)
7 左翼手・Minchanbaby
8 遊撃手・TOMOGEN (元DOBERMAN INC)
9 中堅手・RYUZO

開幕投手・JIN DOGG

監督・ハタナイ総裁(TOJIN BATTLE ROYAL)

 

 

 

|東軍|

1 右翼手・SANTAWORLDVIEW
2 遊撃手・Benjazzy(BAD HOP)
3 三塁手・Mony Horse(MONYPETZJNKMAN)
4 指名打者・NIPPS
5 捕手・OSUMI(SHAKKAZOMBIE)
6 二塁手・PRIMAL(MSC)
7 中堅手・Dutch Montana(練マザファッカー)
8 左翼手・剣桃太郎 (妄走族))
9 一塁手・マイクアキラ (四街道ネイチャー)

開幕投手・SEEDA

監督・山田マン(ラッパ我リヤ)

 

 

|中部軍|

1 右翼手・CAMPANELLA
2 遊撃手・SYGNAL
3 三塁手・呂布カルマ
4 指名打者・ANTY the 紅乃壱
5 中堅手・C.O.S.A.
6  左翼手・AKIRA(M.O.S.A.D.)
7 二塁手・WATT(ENDLESS FILE)
8 一塁手・SOCKS
9 捕手・Mr.OZ(PHOBIA OF THUG)

開幕投手・GANXTA CUE(PHOBIA OF THUG)

監督・AK−69

 

 

 

 

 

山下拓也

5月20日 (月)

3週間くらい、ほぼずっと一緒にいて、同じ物食べていた人が今朝帰って行った。

ほぼずっと一緒にいて、同じ物食べていたからか、だんだん言葉にする前に相手の考えていることが分かるようになってきていた。さみしい。これから右手にささったとげは誰に抜いてもらったらいいのか。なに言ってるかわからない中国人のおばちゃんへの対応は?洗い物が山になっているときに一緒にやってくれて、元気ドリンクつくってくれるのは?

ただでさえ繁忙期なのに、楽しくてはしゃいで、睡眠時間を削ってポーカーしたり海に散歩しにいったりしていたからぐったりしている。ふたりとも疲れてハイになって、よけいに遊んでまた疲れて、不機嫌になりかけたりしながらも持ちこたえて、濃くて早い日々だった。

島は強風が吹き続けていて、今日で4日目。畑の豆たちはみんな斜めにかしいで、看板は吹き飛び、夜は悲鳴のような音が鳴り止まない、家が揺れる。

今日はついに船が止まった。それで、絶対暇なはずだから、そういうときは自分の食べたいもの、あんまりたくさんは作れない特別なものを作る。畑から山のようにつんできたグリンピースと、先週の買い出しの時に豚バラブロックで仕込んでおいた塩豚で煮込み。子どもの頃、グリンピース嫌いだったけど、それは冷凍のミックスベジタブルしか食べたことなかったからだった。生の、鞘から剥きたての、畑から収穫したてのグリンピースったら、なんてこと!ってくらい香りがぷうんとして最高。グリンピースより、えんどう豆の方が魅力的にきこえるかしらと思って、メニュー表には「塩豚とえんどう豆の煮込み」と書いた。

キャッチーであること、受け入れてくれる人が多いものについて最近考えている。ほぼ観光客、しかも日本人、アジア人、欧米人、子どもも来るし、時々来る島のおじちゃんこそ満足させたい。ターゲットがしぼれない。でも何種類も作れない。おいしいって、みんな違う好みを持っているけれど、ある程度の範囲があって、なるべく万人に受け入れられて、かつ、鋭く突いていくポイントのある味をつくるのが今の目標。

煮込みの話にもどる。店の外壁と道の隙間にたまった土のところにタイムが生えてきていて、それと、オレガノ、熊本の新にんにく、畑の新玉ねぎ、大きく切った塩豚とたっぷりのグリンピースをいれて弱火にずっとかけておく。その間にスコーン焼いたり、煮込む前に捏ねておいたパンの成形したり、余裕あったからちょっと仮眠したり、パンケーキ食べたり、掃除したり、風ではがれ落ちそうになっている板をむしり取ったりする。

味見をしたら、バラ肉だったからけっこう脂が多くてこってり重すぎる。最初、焼いてから煮ようか、と迷ったが焼かず、玉ねぎも炒めず、全部生のまま、いきなり水を入れて煮始めたからそうなった。でも焼いたら作りたかったかんじのものとは違くなるから、正解だったんだけど、ここからすこし軽くする工夫する必要ある。煮汁を取り分けて冷ます。肉は脂身をこそげる。冷えた煮汁から、白くかたまった脂をすくいとる。

豆と煮汁とほどほどの薄切りにした肉を温めて、生のオレガノ乗せた。別のお皿にごはん、きいくんのおばちゃんからもらったレタス、畑で間引いたビーツの葉っぱのくったり煮(ビーツ、もっとマニアックな味になっちゃうかもと心配したが、際立った癖もなくだれも残さず、安心する。くったり煮、万能感ある。)赤玉ねぎの梅酢ピクルス、スナップえんどう。盛りつけてから、あ、煮込み、ビネガー煮にしてもよかったなーとふと思い、酸味にマスタードと思ったが切らしていて、茂ちゃんのレモン添えた。

煮込みが残ったら私が食べようと楽しみにしていたが、船が止まった割には結構お客さん来て、売り切れた。煮汁だけ残っていて、そこに使いかけの豆腐と、昨日、鶏ひき肉とグリンピースのワンタンしたときのタネが残っていたのを入れて、スープ。食べる時にミントちぎって入れた。豆腐とミント、ミントとグリンピース、の組み合わせは熊本の師匠の亜衣さんのレシピにあって、一緒に旅した雲南を思い出す。肉だねに片栗粉入れていたから、食感がつるっとしてておいしい。煮汁も脂が多いから、煮立たせたら白濁して、とろっとして、豆腐も食感がそろっていて、ぜんぶつるつるふわふわした白っぽいもののなかに、グリンピースは周りはつるっとしてるけど、ほくっとしてぷうんと香りがあって、ミントはひんやりするイメージが来て、いいぞいいぞと思いながらそれだけをたくさん、どんぶり2杯食べた。

 

高木花文

おねしょしたくなった
2019年5月20日
5月19日(日)の日記は、不肖私、柴田祐輔が担当します。恐縮ス!せっかくだから5月19日に起こった事を書こうと思ったけど、その日は一日中8年ぶりとなるHPの作品ページの更新作業をひたすらやってただけで(さっきアップ!)なんの面白味もないので、先日娘と行った、これまた10年以上ぶりの釣りのことを書いてみよっかな。うちの娘は魚を見るのも食べるのもどっちも大好き。一緒に水族館に行ったり、魚の図鑑を見たりしてあーだこーだ話すのがけっこう楽しい。家の中で、棒に紐をつけて釣りごっこもよくしてたんだけど、娘がどうしても本物の釣りに行きたいと言う。しばらく東南アジアに行って会えないから、罪滅ぼしのような気持ちでネットで買った格安の竿と仕掛けを持ってLaLaport近くにある船橋港に出掛けることにした。結果から言うと最後まで全く釣れなかった。餌を噛じられてもうちょっとで釣れそうだったのに〜とかの手応えさえも一切感じることもなく、釣り人一人いない海で釣り竿を垂らし続けていた。一度だけ場所を変えようと、新たな釣り場を目指して海沿いの工場脇をひたすら歩いてみた。途中で工場に向かう自転車に乗ったたくさんのアジア系の人たちと幾度もすれ違い、釣りに来なければ訪れなかったであろう場違いなエリアに自分がいることを感じる。コンビニでクーリッシュを買って日陰で娘と食べながら、自転車が横切るのをぼーっと一緒に眺める。再び歩き回って探したけれど、釣れそうな場所はどこも釣り禁止の看板が出てて、結局1時間掛けてはじめ釣っていた場所に戻ってきただけだった。娘の釣れるまで諦めたくないとの揺るぎない決意を受け、再び釣り人一人いない海に釣り竿を垂らす。忙しい日々とは対照的に、なんともゆったりとした時間が過ぎていく。この釣りのやり方は間違っているかもしれないし、そこには全く魚がいないのかもしれないけど、それでも海へ釣り糸を垂らし続ける行為は、何か、確かじゃない事の頼りない可能性を信じてみるポジティブな行為のような気がして、すごく豊かな時間を過ごしている感覚もあって楽しかった。正確な情報や豊富な経験を持たない非効率的な行為の内にしか味わえないこの感覚って、日々の忙しさの中でよく後回しにされてしまう。効率の良さを疑うことの難しさについて、かつて西瓜糖のオーナーだった大町さんに言われたことを思い出す。その一方で、正確な情報を持ち、知識を深める事でしか見えてこない風景についてもぼんやり考えていた。娘の送り迎えの際に雑草を摘んでは家に持って帰ったりして図鑑で一緒に調べるのが習慣になり、行き帰りで目にするほとんど全ての雑草の名前を覚えてしまった。同じように見えるホトケノザとヒメオドリコソウを僕が間違って覚えていたのを指摘して、その違いを教えてくれたのは娘だった。それまで雑草としてしか視界に現れなかったものが、名前を覚えてその特徴に敏感になると、知らずのうちに風景のディテールまでにフォーカスが合うようになっていた。さりげないけれど、その見えている風景の質が変わる経験が結構大きな衝撃だったなぁ、とかとか色々ぼんやりと。でもやっぱり釣れないから、なんでこんなところで釣ってんの?って感じで気にしてくれていたであろうおじさんに釣れる場所を聞いてみると、事細かに船橋の釣り事情を教えてくれた。どうやら場所も仕掛けも見当違いだったらしい。それでも諦めずに釣り竿を海に垂らし続けてみた。
18時も過ぎた頃、流石に疲れて石で出来たベンチに寝転んでみると、日中の陽射しの温もりが背中に心地よく感じられた。時間と共に涼しくなっていく空気と背中のベンチの暖かさが調和して、10分ぐらいか、めちゃくちゃ気持ちいい時間帯があった。それも、だんだん良くなっていくピークを肌に感じ、ゆったりとピークが過ぎて行く余韻を楽しみながら、肌寒くなるまでうつらうつらしながら。それでなんだかおねしょしたくなった。
柴田祐輔
夜更かしが終わらない
2019年5月18日

最近彼女(妻だが、妻は語感が好みでなく、奥さんは言いやすいが主婦感があって嫌。自分より働いてるから)と話していたら、自分が当たり前だと思っていたものの感じ方が彼女からすると不合理で笑えるものだと判明する。例えば「共感性羞恥(人が恥ずかしいことをしていると自分も恥ずかしくなるやつ)」とか、デリカシーはないのにやたらに人の表情を気にして疲れるとか。。そう考えると、他にも色々ある気がしてきた。

一番困るのは集中力がなく、本を読んでいても作品を制作していても、ふと気づくと別のことを考えてしまう。何かをする副作用として、何かを思い出しているのです。最近よく「思い出が大事、思い出作りたい」と公言しているのは、その主従が逆転して思い出すことの重要性が高まっているのだ。気分が良いときはいい思い出に浸り、いい思い出を思い出せばいい気分になる。いい思い出の最新作は、やはり台湾で参加したグループ展でしょうか。

いつもスカジャン着てる寺さん、台北芸術村で出会ったサイモンさん、黄金町で一緒だったロバート。とりあえず私が責任者を担当、みんな作品だけ送ってくれれば良かったのに全員来た。割と住みやすいギャラリーに4人で寝泊まりしてマジで楽しかった。

ある日、友達のイーリンとヤオチョン夫妻が「ちょっと前に完成した立派なオペラハウスを見に行こう」と車を出してくれた。なぜか寺さんを放置して、サイモンとロバートと同行。道中イーリンが興奮ぎみに「ララランド観た?」と聞いてきたが、異邦人三人は誰も観ていなかった。「なんで観てないんだ」とイーリンががっかりしていると、「ライアン・ゴズリングがマジで嫌いだから。。」とロバート。みんな驚いたが、よくよく考えると自分にも嫌いな俳優はいた、ベン・アフレック、アンソニーホプキンス、マイケルケイン、、。敢えて観ないほどじゃないけど。そんな様な会話をサイモンはニヤニヤ聞いていて、ベン・アフレックについては同意してくれた。

そう。サイモンと仲良くなったのは、同時期に滞在したTaipei Artist Villageのバーで、韓国映画の話で盛り上がったのがキッカケだった。彼が映画に詳しいので、「オーストラリアにいい映画はないの?」と尋ねると「ない」とだけ答えたのが印象的だった。加えてオーストラリアのロードムービはアメリカのそれと違い、悪い場所に向かう傾向があるとのある映画批評を紹介してくれた。その時にオーストラリアがコアラやカンガルーの楽園ではなく、塩田、不毛の大地が続く土地だと知った。そしてその数年後オーストラリアのレジデンスに参加したヤオチョンが、滞在中にスカイプをかけてきて半泣きで「退屈だから遊びに来てくれ」と懇願するのだった。「そっちはマッドマックスみたいな感じ?」「Mad Max.. sounds so fun. But no gangs here.」「意外とオーストラリアって日本から遠いね。頑張って。see you soon」。

サイモンの先祖はドイツ系でクーパーという苗字は、戦争の時にドイツの苗字から変えたそうだ。スコットランドやアボリジニの血も混ざっており、髪の毛はロシアンブルーの様な独特な灰色で口髭は赤い。最近白髪混じりで三毛猫状態。宗教は「自然信仰」。全てサイモンが確か聞いてもいないのに教えてくれたことだけど、英語を聞き取りやすい様にゆっくり他愛のない話をしてくれるのが自分の曽祖母や祖父母の様で落ち着くのかもしれない。私のお婆さん達に何度も話を聞かされた、戦時中の武勇伝を思い出す。畑泥棒を追っ払い、憲兵の奥さんに皮肉をいい、低空飛行するB29の追跡から逃れる。

彼がE-mailで最近やっと開設した自分のホームページのリンクを送ってくれた。「Hotel shaman」その美しい写真集に写っているのは、ホテルのカーテンを纏い蛍光灯を杖にシャーマンに扮したサイモン。それと5月から夏にかけてパートナーとヨーロッパを巡るそうで、「伊佐治は最近どう?」だって。

文章を書いていると、目が冴えてきて眠れない。先程一階のお爺さんがまた幻聴を聞いたようで、壁だか天井を叩いたりピンポンを連打したりする。刺激しないように布団に入ることにしよう。私の連れ合い(あまり使い慣れない言葉だが、尊敬する知人女性にこの言い方を褒められた)も舌打ちをして寝る準備を始めた。

伊佐治雄悟