Ongoing Collective DIARY

病院へ
2019年6月8日

6月7日(金曜日)雨のち曇り
ここ1週間ほど腰が痛い。ベッドから起き上がるときやかがみこむ時、肩にかけた鞄をかけなおすときなど、慎重に身体を動かさないと「グュアッッ!」と変な悲鳴を上げてしまう。
今年は後厄ということもあって、体や体調の変化に敏感になっているのかもしれない。ここ1,2年はどうも体の調子が悪く、ひどく疲れやすくなっていたり、物忘れがはげしかったり、集中力が続かない時間が多くなったり、いつも眠かったり、声が出し辛くなる感じがしたりと今まで感じてこなかった身体の衰えを痛感するようになってきている。さらにここ2か月ほどは、家の外で誰かが竹ぼうきで道を清掃しているような「ザーッ、ザーッ、ザーッ…」という耳鳴りも定期的に聞こえていて、睡眠不足気味にもなっている。
2日前、久しぶりに子供と一緒に風呂に入っていると、陰部に違和感を感じ、よく見てみると包皮線と呼ばれる辺りに5mmほどの黒いしこりがあることに気が付いた。怖くなったので、ネットで色々調べてみると、黒いしこりの形状はメラノーマと呼ばれるホクロ状の癌に非常によく似ている。この腰の痛みや近年の倦怠感、疲労感の理由がこの陰部の黒いしこり=癌細胞につながってくる。そして、近年がんと闘っていた身近な人々の顔が頭に浮かぶ。癌と闘う日々を覚悟し、これ以上家族に迷惑をかけない為に、そのままネットで一番安いがん保険に申し込みをした。調べてみるとメラノーマは早期発見で転移がない場合は、発がん箇所の部位を切除すれば命に影響はない可能性が高いらしい。今後の自分の生き方として、癌細胞の摘出=陰茎の切除、~ホルモンバランスの変化による女性的な身体への変化を受け止めて、日々の生活や作家活動を行っていこう。そしてこの第二の人生を楽しんでいこうと前向きに考えていた。いずれにせよ早期発見であること願って。
今日、早期発見であることを願いながら、仕事前に家の近くにある西徳洲会病院という巨大な総合病院に行ってきた。朝の8時半に行ったのに、受付番号124番という絶望的な数字。泌尿器科の前で大量の高齢者の方々と一緒に名前が呼ばれるのを3時間ほど待つ。腰が痛いので、ちょっと苦痛な表情で下半身をいたわったりしているから、重度の性病感染者みたいにみえているのかしらと思いながら、数か月後には去勢された自分の姿を想像してみる。
やっとのことで呼び出され、泌尿器科1番診察室に入ると、見るからに高価そうな時計を腕にはめた、自分と同い年ぐらいの吉川晃司似のこわもてイケメン医師がオダギリジョーのようにクールな対応で診察してくれた。この境地にいくまで彼は20年近く泌尿器科医師としての様々な陰茎を観察してきたのだろう。そして、かれの歴史に新しいメラノーマ付きの一本がそっと加わるのか。目を閉じて診察台に横になり診察をしてもらう。「フーン、ウーン?ン~、、、」と言いながらグリグリとしこりを押したりひっぱったりしながら観察しているのを感じる。少し痛いが不快ではない手際の良さ、さすが吉川ジョー。
目を閉じて、死刑宣告を待つぐらいに緊張しながら診察されていると、
「ウ~ン、、、ンッ!?ン?アレッ?取れましたね。あー、これは恐らく恥垢ですね。あっ、チコウっていうのは、皮膚にたまる垢みたいなもんですね。お風呂とかは入っていると思うのですが、まあもう少しよく洗ってもいいかもしれませんね。」
大きな安心感とともに、中学生のころ読んだターちゃん以来久しぶりに聞くチコウという言葉の響きと、恥垢ってあんな黒い塊になるものなのかという関心、洗っていたつもりだったのに何故あんな塊になったのか、がん保険の解約はするべきか、この耳鳴りや腰の痛みの原因は結局なんだろうか等など考えながら、痛い腰を引きづりながら3400円を支払って病院を後にした。やっぱりがん保険は早めに解約した方がいいかな。
(昨日書いてる途中で寝てしまったので、8日の朝続きを書きました。)

6月6日 木曜日 ベトナム フエにて
2019年6月7日

9:00

起床。
最近数日は眠りがとても浅かったのだけれど、昨夜はよく寝れたみたいで、いつもより遅い時間まで寝てしまった。
 


9:30

朝食:昨夜の残りのチャーハン
昨日の夕食に食べたTanさんのチャーハンの残りがあったので、レンジで温めて食べる。
Tanさんのところのチャーハンはフエで一番美味しいのではないかと思っている。


11:00

旧市街のハイランズコーヒーに出かけて、バインミーと甘いライチティーを注文。
そのまま少し時間は早いけれどバインミーを昼食代わりにすることにした。
 
王宮観光を終えて、出口から出てくる人たちを眺める。
今日もフエはとても暑いけれど、一時よりは暑さが和らいだ気がする。
大家のトニーさんも、今年は夏の時期がいつもより早くて、もう峠は越したのではないかと話していた。
 
そのまま、コープマートで水のボトル13L分を購入。


13:00

Tay loc市場の中古物売り場で5Lの液体容器を購入する。
今日は一人で交渉、相場がわからないので店のおばさんの言い値で買ってしまったけれど、
まあよしとしよう。


13:30

帰宅すると、ハンさん(トニーさんのパートナー)が取れたてのパッションフルーツを一袋くれた。
スーパーで買うより、見るからに新鮮で、外皮の張りが違う。
 

 
明日からハンさんとトニーさんはシンガポールに3週間の旅行に出かけるので、犬のレネー(フレンチブルドッグ)の世話の仕方の説明をしてもらう。
・夜は2階のバルコニーに通じるドアは閉めること。
・餌は一日1回2カップ。
等々。
明日から大家さんがいないのは少し不安でもある。
 
購入した容器の中にアンティチョークティーを2パック入れてお茶を作る。
うまくいくと良いけれど。
 


14:00

3カ月の研修報告レポートの作成
Googleカレンダーなどを参照しながら、書いていく。
本当に時間が経つのが早い。


17:30

少し早めの夕食はフエ料理の中でも特に気に入っているネムルイのお店 Bánh khoái Hồng Mai
 


18:30

フエの市街を回り巡ってみる。
王宮前の広場では、多くの人が凧あげをしていた。
6月8日から6月15日にかけて、フエ凧祭りが開催されるらしい。
 


20:30

大家のトニーさんがデザートとして蓮の実をくれた。
曰く「フエ以外の蓮の実は苦い。王宮の前の蓮を収穫して販売している」
栗のような自然な味がした。
 


今日は特に何もない日だったけれど、こういう日を書けてよかったと思う。
 
話は変わるけれど、こういう面白くない日記を書いていて、思い出すことがある。
それは小学校の卒業文集。
自分の文章のタイトルはたしか「6年間の思い出」だった。
中学や高校はどうだっただろう。「3年間の思い出」とかそんなようなタイトルと内容だった気がする。
数ある可能性の中で、こういう文章を書いていくのが自分なんだろうなあと改めて思ったりする。
 

山本 篤
抜粋日記1
2019年6月6日

昨日、日記を書くつもりが、今日になってしまいました。1日遅れになってしまいすみません。

さっきまで実際に文章を書いていたのですが、画面が飛んでしまったりやり直しを繰り返しているうちに、何を書いても納得いかなくなってしまいました。すでに頭の中が就寝モードなので、日々の日記やメモから抜粋することにします。それらを箇条書きにします。突然ですが、そうします!

 

・滝めぐり、関西、うどん、美術 / できない

・おじいちゃんまた会いましょう。

・JRに問い合わせる (路線図)

・3月頃、ロールキャン(フ

・毛玉とり、えんがわ蛍光灯黒いかごに入れる、

・「お父さんもこういうの描けば?」BT、梅沢さんの図版を指さす娘

・歩くと左右の足の長さが微妙に違う気がする。(しばらく歩くと、なおる)

・<せとか>

・PCB 、近々やる

・75,9kg

・サメのナゲット

・床に座って描くと調子よい

・–洗い物は朝–

・おむかえ・トホ、

・「横と後ろジョリジョリにカリアゲで、上は長めで角削ってください」

・よく水のむ

・寒暖の差が激しい.まだ冬用の布団。春は寒い。(そのことも多分忘れてしまう。)

・「フレーッ、フレーッ、アンコールッ!!」

・どんどん諦めてさっさと寝る

・-風呂、トイレに難あり-

・〇かげりのなかで〇青がみえる

・,元気に,

・カーエアコン、壊れてなかった!

・「光」

・①インターバル→1,間隔 へだたり。間合い。2、休憩時間

・////   ←中にブーツ描く

・「–バカハツだ!!–」

・敷地内にヤマカガシ

・am, mumei, ongoing,

・☆FさんKさんPM1:00

・おれの展覧会カタログを段ボール・プラケースに整理する

 

 

 

 

高橋大輔

 

Blue Monday

交換日記書くの忘れていました。ごめんなさい。スラム街。

5月3日のぶんです。今。

今ずっと机に座るバイトをしています。

 

交換日記の思い出。

小学5年生の時に交換日記がクラスで流行った時に自分だけハブられた。

田中くんはキモいという理由で。

ドッチボールうまかったり、サッカーのクラブチームに入っていたり、休みの日に友達とイオンにプリクラ撮りに行ってる同級生から積極的にはぶられた。

彼らから陰キャと呼ばれたけど、しばらく意味がわかんなくて、インキャというニックネームだと思った。忍者みたいでかっこいいなと思っていたら、陰キャだった。ナルトかと思ったら違った。

 

小学校の時は別にいじめられてはいなかったけど、ハブられてた。当時は交換日記の輪には入れなかったので、今回の機会を逃すわけにはいかない。

 

☆小五の時にハブられてしまった理由の考察

小学校5年生の時、自分が住んでいた三重県津市内の小学校第5学年の児童を県が運営する文化ホールに集めて学校対抗で、合唱や楽器の演奏を披露し合う連合音楽祭という文化行事が行われた。

結構、規模が大きくて運動会前にやたら組体操の練習をさせられる感じで、やたら合唱と演奏の練習をさせられた。

わが学校は英語教育に力を入れており、当時市内では珍しく、授業に英語があり、教師も外人だった。ちなみに今も英語は話せません。インターナショナルな教育は全く身にならなかった。ファッキン。

そんなわけで我が小学校では他の学校が、なんらかの日本語詩の曲をチョイスして合唱して演奏するところを、90年代ヒットソングのダニエルブーンのビユーティフルサンデーの1番の歌詞をリコーダーでみんなで演奏して、2番を英語詞で合唱することになった。インターナショナルな感じがする。

どんな感じの曲か改めて聴きたくなって、youtubeでMV探して見て見たらいい感じでダサくて最高だった。学校にダニエルブーンみたいな美術教師いそう。そんで職員室でハブられてそう。初対面の時だけ無駄に明るくて、どんどん根暗がバレていきそう。

 

そんでもって、ホールでリハーサルがあったのですが1つ前の学校のリハーサルを舞台裏で待機して待っていなければいけなかった。待機時間、話し相手もいない。ふとリコーダーが入っているケースの中を見ると棒とハンカチが入っている。リコーダーの中に溜まったつばみたいな水滴を棒の先にハンカチをつけて拭き取るやつ。リコーダーの中を覗くと鍾乳洞みたいに水滴が溜まっていて、それをその棒ハンカチで拭き取ると綺麗になって爽快感があった。待機時間の暇つぶしにリコーダーの中をそれで磨いて、遊んでいた。

けれどその掃除は10秒くらいで終わったのでもっと、たくさん拭き取りたい欲求が湧いてくる。

ふと小五の自分は疑問に思う。リコーダーの中の唾は限界どのくらいまで貯まるのだろうか。

僕はリコーダーの中に限界まで唾液を入れ込んで見たくなった。

限界まで唾液の入ったリコーダーを棒ハンカチで拭き取ったらそれはそれは凄まじい爽快感を得られるのではないか。リハーサルの待機時間、残り15分くらいの間に口の中に限界まで唾液を生成し、貯めて、何を思ったのかリハーサルの演奏のスタートと同時にその唾液をリコーダーの吹き込み口から注ぎ込んでやろうと閃いたのだ。狂っている。狂っているブーン。

 

続きまして、南ヶ丘小学校のリハーサルです。舞台におあがりくださいというアナウンスとともに我々は立ち上がり、舞台のひな壇に上がった。僕はとてもドキドキしていた。リハーサルスタートとともにソプラノリコーダーに入れたのならば唾液は中でいい感じで留まり、なんかよくわかんないけど素敵なことが起こるのではないかと思っていた。

今思うとなんで演奏直前にそんなことしようと思ったのか謎。

ビューティフルサンデーのピアノの伴奏が始まる。

 

今だ!とソプラノリコーダーに注ぎ込んだ大量の唾液は普通に滝のように筒を通り全部下に落ちた。

びっくりした。隣の女の子もびっくりしていた。

リハーサルの間ずっと、これ以上唾液が下に落ちぬよう穴を全て指で強く押さえなければいけなかったし、ズボンで滴るヨダレを拭ったので、ズボンもべちゃべちゃで最悪だった。

泣きそうだったけど、本当に1から10まで全て自分が悪いので、この思い出は誰のせいにもできないから最悪だと思う。

隣の女の子はその時のことを、リハーサル後に他の女の子にチクったのだと思う。

小5のその日以来、田中くんはキモいというパブリックイメージがついてクラスの交換日記には混ぜてもらえないし、

1番仲よかった友達はそれとは無関係に引きこもりになり、

僕は大人になったらアーティストになった。

 

引きこもった友達は今、ワニマの大ファンになった。

 

田中義樹

2019,06,04の日記
2019年6月4日

土曜日から久しぶりに関東にいました。

(知ってる人と知らない人がいるかと思うので言っておくと、私はいま転職して岡山にいます。)

二時間くらい前に戻ってきて、いまは岡山です。日記書きます。

 

昨夜は一緒に出張にきた友人のオカマSとホテルに泊まる。知らない土地に来て不安だったけど、気の合う友人が見つかったことで最近は仕事終わりに楽しく酒が飲めている。でも気が合いすぎるってのもそんないいもんじゃなくて、月曜朝一から今日の22時くらいまで一緒にいると本当に疲れる。多分しゃべりすぎと笑いすぎと、相手が変なボケかましたらなんか尖った切り替えしをしたいからそれで頭使う。相手もなかなかのおしゃべりだからいつまで経ってもこの戦いが終わらない。だから疲れる。まあ、悪い疲れ方じゃないんだけどね。

 

そういえば最近禁煙外来行き始めました。いま10日目くらい。あんな薬飲むもんじゃないです。薬飲んだ直後ひどい吐き気が襲ってきます。でも半年後には「このお店っていまだに喫煙できるんですか〜〜?ウケる〜〜」って言いながらOngoingに入れるくらい禁煙慣れしていたいなぁって思います。ちなみにいまものすごく煙草吸いたいです。

 

自分で書いてる手書きの日記には今日見た夢と甘酸っぱいこと書いて寝ようと思います。

(そういえばみなさん夢の記録ってどうしてますか?あれものすごく忘れやすいから大変で。夢日記とか書いてる人いたら今度教えてください)

 

阿部葉子

present day present time hahaha
2019年6月3日


令和元年六月三日は汗ばんだ肌に快い風が吹く洗濯日和で、自室出窓に置いてある植物用EMPEX製温度湿度計によると、最高気温は31℃で湿度は60%で、季節の変り目なんかによく体調を崩したりするものだが、植物も僕も少し前まではこの暑さと湿気と寒暖差にやられてぐったりと枝葉をしな垂らせて体力を無駄に消耗することが時折あったが、地上が熱を溜め込んだり逃したりして昼夜のバランスをうまく安定させているのか身体が要領を得て慣れてきたのか、もうヘナヘナとへたり込んだり突発的に睡魔に襲われて活動を一時停止したりせずとも無事に一日を終えることができるようになってきた。近頃は「あぁ、一年を通して最も過ごしやすい気候のど真ん中は今日かもしれない」などとぼんやり思ったりしているが、毎日のようにそう思っているので、付き合い始めの恋人同士の会話のように断じて信頼できるものではない。一日の終わりに飲むビールが徐々に塩気を帯びてきたら夏へのアプローチが始まっている証拠で、僕は夏生まれなのでそれ以外の季節はどう過ごしたらいいかよくわからずに、毎年この季節について違った感じ方をしているように思う。さて、ここまでの内容は本当に無目的で無駄で冗長なものになってしまっているが、どうしよう、これでいいのだろうか。言い訳としては、僕は日記なんて普段全く書かないし、SNS離れによる一人称でモノローグな自分語りから遠ざかっているってのが考えられるけど、みんなも多分そうだろうから言い訳としては通用しないか。だけどこうやって実際に日記を書くってことに取り組んでみると、思ってもいないことがなかば自動的に文字化されるのがなかなか不思議で、自分自身では多少楽しんではいるが、これを人様に見せるとなると、もっと凝ったりかっこつけたり文体を設定したり官能的にしたり露悪的にしたり流れをしっかり吟味したり、そもそも書き出す前にテーマやアウトラインを決めてから書けばよかったなどといまは少し後悔したりしている。後悔しているけれどやめたりはしない。このまま書き進めて時間がきたらちゃんとULする。こういうものは消去したりやり直したりするのがいちばんダサい行為だと昔から叩き込まれてきたから、はじめからやりなおすなんて僕には出来ない本当にごめんなさい。現在時刻は23:00、ちょうど残り一時間で今日が終わる。こうやって毎日が、貴重な人生の一瞬が、不運にも軽々しく消費されていくんだ。そういえば、僕は最近ジェネシスヘルスケア株式会社の遺伝子検査用試料採取キット「GeneLife Genesis2.0」という商品を購入して、自分の唾液を人様に送ったんだった。ブログに添付するイメージは、その時撮影した唾液写真を使おうと思う。僕が送った唾液からDNAを解析して、検査結果は約一ヶ月後に通知される。病気の発症リスクの遺伝的傾向とかミトコンドリア及びY染色体ハプログループとか、ありとあらゆることが研究所の人に知られてしまう。恥ずかしいなんてもんじゃない。けれどそれは僕も本当に知りたいことで、端的に言うと僕らは「どこからきて、どこへいくか」と言うテーゼと同じことで、先祖が辿った道程や自分はいつどんなふうに死ぬのか、と言うことがわかるのだ。もちろん遺伝子がすべてだなんて全く思っていないけれど、知ることが可能なものは知っていた方が準備ができるってものだとも思う。それに、破るためのルールが少しでもわかった方が、このゲームがより楽しめるはずなんだ。ね、そう思わない?

有賀慎吾

「あなたの番です」

朝、なんとなく起きて「あっ今日は日記書く番だ」と思い、何かめぼしいことはないか考えた。「来客があるんだ、片付けなきゃ」と思う。まぁとにもかくにもまずは最近の日曜日の朝のルーティーンをこなそうとする。彼女の春佳と一緒にテレビを観るだけなのだが…。『鬼滅の刃』という唯一ジャンプで読んでいる漫画のアニメを見た。その後『きのう何食べた?』を観ようとするも今週休みだとわかり、あっさりとルーティンが終了してしまった。残念…。
ティファールでお湯を沸かし、インスタントコーヒーを淹れて少しずつ飲む。基本僕は朝は何も食べずに飲み物だけ。
やらなくてもいいかなとも思いつつ、ふと思い立って洗濯機を回すことにした。洗濯物を干して夕方の来客の為に掃除をし始める。12時ごろになると、めちゃくちゃお腹が空いてきたので、冷蔵庫にある食材で安い時に買ったマルちゃんの焼きそばを作り、食べる。二人で「焼きそばって美味しいよね」と頷きながら言う。僕はソース味が好き。たこ焼きもお好み焼きも大好き。年中食べられる。
おとといの高石さんの話聞いて(そうじゃなくても)、穴をみに行こうと三軒茶屋まで赴く。「ブルーボトルコーヒーの裏にあるよ」なんて春佳を頼りに進むが、安定の方向音痴によって通り越したりしながら目的地に着く。そこには高石さんと友達がいた。高石さんの笑い声を聴きながら30分程展示みて話をして穴をじっとみて、とんぼ返りで家に帰る。
そそくさと準備を進める。最近はもっぱら生春巻きパーティ(春佳がライスペーパーを買い過ぎてしまった為である)。そのための野菜を細長く切る、切る、とにかく切る。小さい机の上には色とりどりの野菜が並んだ。
そこに奥村夫妻がやって来た。ベランダで栽培しているミントを摘んで、モヒートを作ると大好評だった。レコードをかけ、皆思いおもいの生春巻きを作りほうばる。「生春巻きいいねぇ」「ベジタリアンの人も気兼ねなく食べられるし」。
高石さんのところであった友達も後から来て、ひょんなことからお互いの馴れ初めについて話すことになってしまい、皆もじもじしながら話していた。
ブリュッセルに行ってしまう奥村夫妻と小平市に行ってしまう友達を別のタイミングで送っていたりしたら2回も武蔵関駅までを往復してしまった。ギリギリまで話していたいのだからしょうがない。帰り際商店街の角にあるお店でたこ焼きを購入した。
ふたりで帰ってきた家の中はさっきまであった色々がなくなっていた。寂しい気持ちをたこ焼きとドラマで紛らわそうとする。
ドラマ「あなたの番です」を春佳が「私これが一番楽しみ」といいながらテレビをつける。「あっそうだった」と慌てた私はパソコンを開き日記をつけようとしたが、事切れて眠ってしまった。朝起きたら7時でゾッとして、この日記のタイトルを「あなたの番です」にしようと思った。

遅れてすみませんでした。
池田諒

出発前日
2019年6月1日

今は昼の12時。昨夜はOngoing Collectiveの毎月恒例プレゼン大会があったのでそれに参加し、日付が変わるまでおしゃべりしてから帰ってきた。寝たのはたぶん3時ちょっと前。明日オランダに出発なので今は不安な気持ちがマックスの時期なので、夫にその気持ちを話す。夫は今日トークイベントがあるのでその準備と、出版予定の本の校正の締め切りのためにかなり忙しかったけれど、私のぼやきを聞いてくれてありがたかった。

今朝起きたのは9時半ごろ。私は朝がかなり苦手で、できればいつまでも寝ていたいし、実際いつまでも寝ていられる。スマホの光で目を痛めつけてなんとか起きようとする。(これが目に良くないのはわかっているけれど、ついやってしまう。将来失明しませんように・・・!)
小田嶋隆さんのコラムを読む。最近気になる記事はだいたい会員限定の有料記事で、お金を払うのを渋っているので結果ジャンクなものばかりを読んでいる気がする。小田嶋さんのコラムは無料だったけれど面白かった。そろそろちゃんとお金を払ってちゃんとしたものを読むという決断をしないと、頭がバカになってきている気がする。実際最近本を読んでいても自分の集中力が以前より低下しているのを感じる。動物的な勘は今結構鋭いような気がするけれど、無意識の領域が解放されすぎていて思考能力低下中だ。そろそろ脳に刺激を与えるときではないか?

起きる。このところ昔の映像作品のデータの書き出し直しをやっている。これから4K、8Kの時代になったときに自分の映像がどう見えるのか、なるべく綺麗な状態で残しておきたいと思って、今まではデータ量が大きすぎて敬遠していた圧縮率の低い方式で書き出し直しておこうと思ったのだ。古いパソコン、古いハードディスクなので書き出しにも時間がかかるので、起きたら朝一番に書き出しを始める。洗濯機を回してから、昨日の昼に作った野菜たっぷりうどんの残りのスープで雑炊を作って食べた。そして食器を洗ってから洗濯物を干す。
最近虫(もしくは謎の生物)が洗濯物に卵を産みつけるので困る。このあいだ私の黒いTシャツに12個入りのたまごパックのような具合で小さな球体が並んでいて、あまりに綺麗な球体が規則的に並んでいる様子に私は液体洗剤が洗濯中に化学変化して固体化したのかと思った。料理をしていた夫に、「ねえ、見て見て。これって何かな?」と聞いたら、夫は顔をしかめて「虫の卵だね」と言うので、私は「ぎゃあああ」と叫んでしまった。すでにまじまじと手で触っていたからだ。今日も物干し竿に干していたトイレマットにベトベトしたサナギのようなものが産みつけられていた。アパートの下の階に20年以上住んでいた家族が先日引っ越して、そのために立派な木が何本も生えていた庭もすっかり更地になってしまったので、毎年卵を産みにきていた蝶々やなんかが産卵場所を見つけられずにしかたなく洗濯物に産みつけていくのかもしれない。虫嫌いの私としては、非常に困る事態である。クローゼットを開けたら孵化した幼虫が出てくるという状況を想像してみると、びっくり屋さんの自分は冗談抜きに心臓発作を起こしかねないので、よく点検してから洗濯物を取り込まなくてはいけない。

さて、この日記を書き終わったら出発の準備をしなくては。今回は1年間の比較的長期の滞在である。スーツケース2個で行くので、昨日宅配業者さんに引き取りに来てもらって空港までの配送をお願いした。今日は家の掃除をしたり、手荷物をまとめたり、映像の書き出しを終えたり・・・とかそんな感じかな。大好きな近所の公園に散歩に行っておきたい。
またしばらく1人で慣れない土地で戦っていかなきゃいけないということを考えると憂鬱にもなるけれど、でも必要なプロセスだ。慣れない土地で知らない人に自分を紹介しなくちゃいけない状況に置かれると、自分が何者でもないちっぽけな存在であることを強く認識させられる。小学生のときに何度も転校していた自分を思い出す。「はじめまして、滋賀県から来ました」「はじめまして、横浜から来ました」「よろしくおねがいします!」明後日あたりには、「はじめまして、東京から来ました。映像などを作っています」などと自己紹介するんだろう。
「また引越しー?大変なのは私なんだよ」と私は転校することを聞かされるたびに母に恨み言を言っていたが、母は私に謝ったり可哀想がったりすることもなく、「大丈夫、なんとかなるって。明日は明日の風が吹く」などと軽く受け流していたような記憶がある。そのときはもうちょっとお母さんらしく子供をいたわってよ、と思っていたけれど、今となっては母の教育方針に感謝している。

地主麻衣子

前橋にて
2019年5月31日

本日の日記。と思いつつ日付が変わってしまい6/1の深夜2:00、前橋からお送りします。投稿の日付いじってごめんなさい。今日はコレクティブの自己紹介第2回だな、行きたかったな、と思いつつ明日も仕事のため東京には行けず、先ほどから自己紹介のyoutubeを見始めました。youtubeありがたい。第1回で話をさせてもらったけどとても楽しい会だった。直接みなさんの普段の活動の話が聞けるのはいいですね。味がありますね。今後も楽しみ。というわけで半年前から前橋にいるのですが、約10年住み慣れた東京から移住しました。それ以来「東京と日本」というのをずっと考えています。現実的な話としてはとにかく車社会。移住して数ヶ月は運転に慣れるのにとにかく日々焦りを感じて、ハンドルを握れば冷や汗が半端なかった。なにしろペーパーで免許は取っていたけど一生乗ることはないだろうと勝手に思っていた。教本すらいつのまにか捨ててたしな。そのことを夫に怒られるなど。
人生何があるかわからない。むしろそんなことだらけだ。ここ数年そう思うことが増えた。子供が生まれたせいだろうか、自分でコントロールできることばかりじゃなくなった。でもそれに身を委ねて楽しんでいこうと思う。そんなこんなで最近車の運転がようやく冷や汗かかずできるようになった。世界が広がった感じ。東京へも高速で行けるし、つい最近は、前橋の山といえば赤城山なのだがその山道も運転した。でも慣れてきた頃が一番危険らしい。
調子に乗るのは良くないな。とはいえ年を重ねていく中で新たに出来ることが増えるのは嬉しい。年々そういう体験が減っている気がしていたからこそ。とりとめもないけどほろ酔いの日記でした。
吉田絵美

あしたも猫が好き
2019年5月30日

たまに4コマを描きます。

晩御飯、スープの人参を食べようとして器に当たって前歯が欠けた。ジャリジャリした前歯は初めてだなぁ、いつか治るのかなぁ。

愛猫の弥太郎は血便を出し、アトリエを走り去りました。病院に一人で連れていく時は心臓ばくばくの脇汗ダラダラで酷いもんです。投薬を続け、なんとか良くなった。良かった。超絶かわいい。

最近のなんだか言いようのない不安にどう戦っていくかよく考えるんだけど、全く思いつかない。うける。見晴らしが悪い、当たり前だな。それが面白くてしかたなかったあの日は何処に行ったのか。考えるの超だせえ。

バイト先に向かう1時間半の電車移動とか、たまたま隣にいる人のなんだかわからない模様、すさんだ気配を全身で吸うと、やべぇ、、腐るって思う。人の気持ちを考えて、人に優しく、みんなで仲良くって小学生で配られた道徳の教科書は言ってた。今も配ってるのかな。人は何を考えてるかわからない、人を疑え、みんなと戦えって道徳の教科書が配られたら。いい事あるかも。

模様を背負うのは、結構簡単っす。下ろすのもまた然り。たまたま知人とかが、背負っているとやべぇ、、て思う。なかなかグッバイ出来ない。ちゃっかり持って帰って渡辺君に迷惑をかける。いつもごめん。

暗いな自分。明るくいきたいね~。髪を8年ぶりくらいに明るくしてみた。

オードリーのオールナイトニッポンを小坂さんに教えてもらって、最近よく聞く。面白いです。

青木真莉子