Ongoing Collective DIARY

日曜のパン
2020年6月14日東方悠平

本当は昨日も行く気だったけど諦めたので、今日こそ行くぞと気合いれて自転車で大学に向かう。

途中にある小さなケーキ屋さんで前から「週末だけパン売ってます」って看板を出してたので、買いに行かねば…と思い続けていてやっと寄れた。
普通に朝食用の食パンが欲しかったけど、なんかむちゃ凝ってるのしかない…まあそもそもケーキ屋で、パンとか、アイデンティティに関わる問題だし、こちらが歩み寄るべきかも。

昨日は近所にある別のパン屋に寄っていて、そこでも普通の食パンが売り切れていたので、蜂蜜とかいろいろ練り込まれてる丸太状のものを買った。
だからそういうのは本当はいらないんだけど、ここまできたらもう絶対なんか買う、という謎の使命感。

僕が住んでいるあたりはあまり店とかない住宅街で(ユニクロはあって、年一回くらい下着を買って便利だなあと思ってたが最近つぶれた、むしろ行くのがせいぜいそんな頻度だから潰れたのかも、跡地には隣にあった釣具屋が居抜きで移ってきた、港町だから釣り人口多い、釣り関係の店多い!店は色だけ違うけど形がもろユニクロで、ハローマックの居抜き的バレバレ感。



そしてその元釣具屋だったところは、Excel Humanに!



エクセル・ヒューマン、素晴らしい人間、ご存知でしょうかこの会社、中をこっそり覗いたら、老人がめちゃ密になっていた、老人を集めて催眠商法的に高級品を売って、しばらくすると店舗ごと移動していく会社です、や、そんなことないかもしれません、いろんな評判があります https://career-find.jp/archives/391592)

脱線しましたがそんなわけで、「飲食店を食べて応援!」ブームにぜんぜん乗れないほど、近所に持ち帰りメニュー的な店がなくて日々修行のように自炊しているのもあって、なんか買って支援しなければ!この街から個人店がなくなってしまう!という危機意識の元、無理やり「モチモチした小さな角食」とかいうこの店でせめて一番シンプルそうなやつを買ってみた。
大きくていいしモチモチしてなくていいので普通の食パンが欲しかったけど。

そのまま大学行って、メダカの水を取り替えたり、鉢に水をやったり。

あとは、いま担当している工芸の授業で金箔体験させようといろいろ実験していて、その続き。
木片に箔を貼ったり、空き缶に貼ったり、接着剤を変えながら。
自分の興味関心と組み合わせて授業をつくると、そのうち自分の作品に発展してくので、これもそのうちなるかも。



作業しながら腹が減ったので買った角食をポリポリ角から食べてたらなんか美味しくて、ぜんぶ食べてしまった、朝食にはならなかった。
雨が降りそうだったので、早めに帰宅。

父の日だっけ、と北海道の実家に電話したら父の日は来週だった。

というわけで、次からは北の国からつながりで、さらに北の国スウェーデンの伊佐治くんにバトンを渡しました。

スピリチュアルな夕暮れ
2020年6月13日東方悠平

朝からダラダラ本を読んでたら一日が終わりそうになってきたので、やっぱ出かけようと、自転車で買い物に。
八百屋でイチゴを買って(青森にはまだ地物のイチゴが出まわっていて、北にいるんだなあと思う)、パン屋でパンを買って、やまやでコーヒーとビールを買う。



天気が良くて、暑くもなく寒くもなく心地よい初夏って感じだったので、川沿いの公園に寄ってビールを飲みながら読みかけの本をちょっと読んで、ジョギングや犬の散歩している人なんかもいて、ドイツみたい、とか勝手に思ってたら、



いきなり新井田川の向こう岸に、ピラミッドパワーの修行道場が!
これはドイツにはない(たぶん)。



看板代わりの屋根にデカデカと「ピラミッドパワー生体エネルギー道場」の文字はなかなかのインパクト、八戸在住4年目にして初めてここの存在を知りました。

ただ八戸は、国宝の土偶も出土されているほど縄文の遺跡がたくさんあって、しかもこの新井田川沿いに特に集中している。
一見のインパクトはトンデモですが、この縄文とピラミッドパワーの組み合わせというか、飛躍というかアナロジー、嫌いじゃないなと思いながら金八先生みたいな夕暮れの道を帰宅しました。

My Tiny Garden
2020年6月12日東方悠平

コロナウィルス禍Stay Home下に加速した二大趣味といえば料理とガーデニングでしょうか、ご近所ピクニックやヨガなんかも?


まんまと流れに乗ってしまっていてちょっとダサいんですが、最近は植物を育てたり、メダカを飼ったりしています。
Stay Homeどころか、ここ数ヶ月は市外にも出ていない(前は1,2週間に1度は東京とか行ってた)ので、植物を含む生き物をお世話するためのルーティーンが出来上がってきて良い感じ、まあまあ楽しんでます。


てか、無茶な移動ばかりしていないと、こんなに生活が穏やかで、部屋が片付いて、身体が疲労しないんですね…大発見です、だからみんな大人になると、家からあまり離れないんすね。


こんな感じで、メダカも飼ってます、上に載ってるのは2回食べてから土に植えた豆苗、すくすく育ってきました。





なんと花が!!!
一気に育ちました、ジャックと豆の木、そりゃ着想するよ、といきなり親近感。





そして実まで!
ちっちゃなさや可愛すぎます。



元はスーパーで78円で買った豆苗が、ここまで楽しめてコスパ最強説です。

熱中症にご注意
2020年6月10日東方悠平

これまでマスクって、口周りが不潔で気持ち悪いし息苦しい臭い、と思ってしないで生きてきたんですがいつの間にか慣れました。
打ち合わせなどがあったんで、朝からマスクしっぱなしでウロウロ。
しかも今日は東北が日本で一番暑かったらしいんですが、Tシャツだし、韓国で買ったペロペロのパンツだし、サンダルだったので、完璧に油断していて、水も飲まず、ホットコーヒーばっかりバカスカ飲んでたらどんどん身体が重くなっていきました。


一方アラフォーの哀しさで、体調不良の原因がいろいろと思い当たり過ぎて、結果対応が的外れ。
肩周りの筋肉が凝ってるのかなとストレッチなどするも、どうにもクラクラしてきて、早めに帰宅してみたら一気に発熱してきました(コロナ禍で、先日自宅に体温計を購入したのです!)。
ひょっとしてコロナ?と疑いながらネットで調べると、これは…熱中症!
マスクで口周りを覆っていると、体温調整が上手くいかなくなって陥りがちになるそうです。


初の熱中症は、身体の内部がブイーブイーと発熱していることをヒシヒシと感じて、自分が原子炉とか、あと僕、良くないとわかっていながらも、Google Chromeのタブを100個以上むちゃくちゃ開きながらネットするのが治らないので、しばしばパソコンが発熱し過ぎてファンがブイーブイー回って(そんな時は気休めに小銭を発熱部分に並べて放熱を助けてるんですが)、自分がそんな風になっちゃったみたいでした。


お気をつけください。


新しい生活様式
2020年6月9日東方悠平

新しい生活様式が始まっています!


その一つが、同調圧力的マスク携帯だと思うんですが、自分はマルチタスクが苦手、とかいう以前の話ですが、今日は朝「マスク持ってかなきゃ、マクス持ってかなきゃ」と唱えるように頭の中で考えすぎて、マスクは持っていったんですがせっかくつくったお昼の弁当を家に忘れてきました。
悲しいです。
同時にいろんなことを考えるのが脳に負担すぎます、早く慣れたいものです。


もう一つ新しい習慣があって、一日一枚A4の紙にドローイングをしていてけっこう楽しいです。
ずらっと並ぶと嬉しい。





絵や字が元々印刷されてるいらない紙でやるようにしていて、自分でコントロールしきれないものを組み込むシュルレアリズムの手法をいろいろ調べてます。


そんで去年買ったままになってたこの本も読んで、オススメです。


山本浩貴さんの「現代美術史-欧米、日本、トランスナショナル」という本。
シュルレアリズムあたりのことから、最近のソーシャリーエンゲージドアートまでが接続されて語られいて、すーっと頭の中が整理されていく感じが心地よいです。


フィジカルコミュニケーション
2020年6月8日東方悠平

ソーシャルディスタンシングとかオンライン授業とか、そもそもの前提条件の変更から要請されてなにか新しいものを考えるのはけっこう好きだったはずなんですが、なんか今回のコロナウィルス禍は、自分の芸術観を上手く更新したり新しいアイデアに転換したりがまだできてないなあという感じです。
ここ数年は特に、フィジカルコミュニケーションを無理やり引き起こしたり、身体でいろんなことを感じたりするような、日常とは違うオルタナティブ体験がアートの醍醐味の一つってのにちょっと強く引っ張られすぎていたからかもしれません。

いま働いてる大学は青森県にあって、それほど感染拡大していないこともあり、先月のゴールデンウィーク明けからマスクをしながら対面授業が始まりました。

今日は彫刻の授業で、3年目3回目になる、鉄のなまし線で人体をつくる課題をやってもらってました。
仮にこれをオンライン授業でやるように想定してみたら、自分が、彫刻専攻でもなく、そもそも造形体験があまり多くない学生に対してやりたかったのは、鉄の固さとか重さとか冷たさとか、でも意外な軟らかさとか、上手くコントロールできなさとか、それに慣れてくる感じとか、油のにおいとか、油で汚れることとかを、身体で感じるっていう彫刻以前のもっと原始的な体験をさせてたいってことなのかなと改めて思って、日差しの下で鉄線と格闘する十代の姿は眩しいなあと思いました。

日光の熱さを感じながら作業したり、隣のクラスメートが振り回す鉄線が当たりそうになったりするようなノイズも含めた経験が重要だと思っているのかもしれません。










てか今年は、アントニー・ゴームリーの作品を最初に紹介しすぎて、みんな等身大以上で作品をつくりだして、なまし線が足りなくなってしまいました。
途中で慌ててホームセンターまで買い出しにいって、担いで帰ってきたらえらい汗だくになって、自分もかなりフィジカルなんとかを感じた一日になりました。








七夕
2019年7月14日東方悠平

も~いーくつ寝ると、七夕祭り?
全国津々浦々で、キッズ達が短冊にお願い事を書きつけているかと思いきや、僕の地元、北海道では来月8/7に七夕祭りを行うところが多いのです。
なのでサザエさんなんかの全国放送で七夕の回が出てくると、なんだか他の国の出来事のような妙に冷めたような、他人事のような気持ちで見ていたものでした。

ちなみに東北の七夕祭りと言えば、仙台七夕!
アーケードにずらずらずらと並び下がった大量の七夕飾りは壮観です。
こちらのお祭りも、北海道同様、8/7を中日として行われています。

そしてそして今、僕の住む青森県八戸では七夕祭り真っ最中!!!
飾りは仙台七夕風でありながら、規模はコンパクト、手作り感溢れるお祭りです。
仙台に倣っているのに8月でもなく、7/7に合わせているわけでもない、という微妙に適当なラインを突いてきます。
観光的には仙台七夕のような一大イベントにしたいようですが、なんだか解説もフワッとしています。
http://www.8cci.or.jp/tanabata/tanabata.html

でも北海道が高知から持ってきちゃったヨサコイ祭り然り、なんか言い続けていたらいつの間にかずっとあった伝統みたいになるのかもしれないですね。

初夏です
2019年5月26日東方悠平

 去年大学で、塊から削り出して木のスプーンを作る、という授業をやってみたんですが、そもそも全然道具が足りない。中学や高校の美術室の方がマシなくらい。でも、ナラの木の塊を材木屋さんで買ってきて、ノミとか彫刻刀で削ってみてってやってたら、けっこうみんな熱中して楽しそうにやっていた。でもやっぱ道具がダメで、かつナラの木も半端なく硬いもんだから、わりと血とか出ていた。ちょっと目を離したらノコギリもビヨンビヨンしならせながら切ってたり、ノミの刃も欠けたりと、ただでさえ足りない道具も散々なことになりながら、でもできた物はけっこう良くて、授業は苦労の程度と仕方をデザインすると良いなぁなどと思ったけど、今回はそれについて書こうとしたわけではない。

 前置きが長かったけど、近所のリサイクルショップで中古のノミを大量に買えたので嬉しかったって話です。

 今年もこの授業をやろうと思って、いま少しずつノミとクランプを買い揃えていて、ヤフオクでも大工さんが使ってたノミが大量に出品される、みたいなことがあるけど、落札直前に値段が一気に上がる。見た目はボロボロでも研ぐと質の良い金属が出てくるので、価値が高いみたいです。リサイクルショップのおばちゃんといろいろ話してて、大工さんが廃業したり亡くなったりするとこういう物が入ってくる、って聞いて、まあそうだよなぁと思いながら知らない大工さんの死体なんかを思い浮かべてしまった。(この→ 特殊清掃の人のブログ たまに読んでるので )

 いっぱい買ったらおばちゃんが喜んで、ノミ重いから入れる箱と、磁石もつけとくね、ってその辺にあったものをオマケにくれて、磁石は重いのでちょっと嫌だなと思ったが「ありがとうございます」と言った。

 

東方悠平

 

 

 

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