ABOUT

2016年夏、日本の東京において、Ongoing Collectiveを結成します。

設立メンバーは、アーティスト34名、ミュージシャン1名、キュレーター6名、コーディネーター4名からなる全45名(2017年現在、アーティストが1名加入し全46名)。東京の吉祥寺にあるArt Center Ongoing ディレクター 小川 希の呼びかけによって集まりました。国内外の展覧会、アートプロジェクト、シンポジウム、レジデンスやイベント等に積極的に参加していきます。

Ongoing Collectiveが目指すのは、オーガニックな集団です。それは、なんらかのシステムや規律のもとに形成されるのではなく、より人間的な関係性によって成り立っていくもの。メンバーの間にヒエラルキーは存在せず、集団としての決定は、話し合いやその場のノリによって行われていきます。通常オーガニックという言葉は「有機的」と訳されるかもしれませんが、むしろ「テキトー」という日本語が一番近いのかもしれません。いい意味での「テキトー」です。

Ongoing Collectiveは、シェアーの思想を尊重します。シェアーするのは物理的な何かだけではなく、能力やアイデアそして考え方なども含みます。一人では高すぎる壁であっても、様々なモノやコトをシェアーすることによって乗り越えられるかもしれない。また、こうした手法は、Collective内部だけではなく、例えば、他のプロジェクトやコミニティーとのコラボレーションなどでも可能になるでしょう。閉じるのではなく開くこと。小さな縄張り争いではなく、大きな目標をシェアしながら共に志向すること。そこに私たちが進むべき未来があると信じています。

Ongoing Collectiveは、なにか一つのイデオロギーによって集まった集団ではありませんが、あえて一つだけ言語化するならば「個人主義の限界を超えていくもの」になりたいのです。もちろんアーティストとは元来孤独な存在ですし、制作活動とは一人だからこそ生み出せることが沢山ある。Ongoing Collectiveのメンバーも個人としての活動を中心においていますし、それ自体を否定するわけではありません。ただし、そうした個としてのアーティストの存在が、「個人主義」と必ずしも結びつかなくていいと思うのです。お互いを信じ、許しあいながら、個人では成し遂げられない様々なプロジェクトを緩やかに進めていくこと。オーガニック=テキトーな集団だからこそ、それが可能になるのだと考えます。

個人主義の限界を超えて、その先にあるであろう明るい未来を目指す。Ongoing Collectiveは、アートという羅針盤を手にその壮大な実験の第一歩を踏み出します。

Ongoing Collective
Founder / 小川希