6月1日

6月に入った。
大学院の授業(前期はオンラインともともと決まっている)も中間のタイミングで、普段の授業の予習に加え、発表や中間課題(いわゆる「アクティブ・ラーニング」)提出の準備で
ここ2週間、1つ終わったら、次へとゴールの見えないマラソンのよう。
社会人入学なので、ここに仕事が加わると(と言っても、新型コロナウィルス以前の4分の1ほどの量になっているのでかろうじてやりくりできている)、普段でも予習(課題のテキストなどを読んだり、翻訳したり)が終わらずに朝4時、5時就寝なので、本当にしんどい。
この調子なので、後期はもう少し登録授業数を減らそうと思う。
この数年、仕事の過労、栄養失調、睡眠不足で髄膜炎や肺炎になっている身なので、このままだと、家で自粛生活をしていても、免疫力低下は新型コロナウィルス感染リスクを高めてしまうので、何とかもう少し要領よく予習や課題ができるようにならないといけない。
午前中に一つ、授業が終わって、NHKの朝ドラ『エール』の再放送を観ながら昼ごはんを食べる。
今日は午後イチにNHK「BSシネマ」で1980年の光州事件を描いたソン・ガンホ主演の韓国映画『タクシー運転手 約束は海を超えて』が放送されるので、録画をした。なるべく早く観れるといいな。
仕事の最終チェックをして、明日提出の課題の映像を観て、今日はもう1つの授業。
最近、夕食を食べながらネットフリックスでイ・ビョンホン、キム・テリ共演の韓国ドラマ『ミスター・サンシャイン』を観ている。19世紀後半の身分制度による貴族に仕える奴隷一家の悲劇からスタートし、20世紀初頭の日本による韓国併合前夜の漢城(現ソウル)を舞台に義兵の抵抗運動とともに描かれる。
朝鮮の身分制度の厳しさ、欧米との関わり、義兵の動きと上海や東京の都市の関わり、併合前夜の日本の介入の様子など、今まで知らなかったので、もっと勉強しようと思った。
キム・ウンスク(『シークレット・ガーデン』、『トッケビ〜君がくれた愛しい日々』などの脚本家)脚本による、主人公が自らの出自を告白し、その聴き手の反応を描いた一連の会話シーンは、このドラマに限らない様々な体験と重なるような非常に鋭いものだった。
                                         本間順子