2019/06/27 数メートルおきにふりかけ

6時におきて今日申し込み発送〆切のコンペの文章をパソコンで書く。400字以内。昨日てきとうに書きたいこと書いたファイルを開いたら意外と469文字くらいで収まっていて、でも変なことも書いてあるので消したり付け足したりして520くらい。よくわからなくなったので申し込み用紙の記入を進めて、素材になんて書こうかな?グラファイト?グラファイトとは。と調べだすとよさそうだな、と思う筆記具が出てきて、やりたいことに今更ぴったりな気がしてアマゾンで頼んでまた文章に戻るけど眠くなったのでもう一度布団に戻って寝る。一昨日ハンガーラックが壊れたので中身の服を部屋と部屋の間の鴨居?にどっさりかけていて、それをくぐらないと部屋の行き来ができないのでそこをくぐって移動する際尊厳みたいなのがやられるというとオーバーかもしれないけど家の家らしさ、移動しづらさ、人らしさが減じるという実感が湧いた。早く買わなきゃ今すぐ買わなきゃと昨日池ちゃんが注文していたのが正しい。

 

また起きて9時くらいに書類ができたので郵便局に歩いていく。

 

400字詰めの手書きの字がいいんだか悪いんだか、読んで受ける印象について、でもどちらかというと内容をそこなうかも私の字、内容頑張れ、と思って歩く。川沿いに一本長いタチアオイが立って揺れていて正面から見たら1つだと思っていた花が、あるなと思っての実際は横を通る時に茎を挟んで背中合わせに2つ花があった。

 

薄紫色の帽子で首後ろも守られてるやつを被った幼児5人が生垣の向こうで複雑に絡んで見える時に聞こえてくる音がだんだん大きくなると見えた川向こうのマンションが不思議な取り壊され方をしている。中身だけ、空っぽにしたりしていなかったりする部屋がランダムにあって瓦礫がつもっている。アトリエにさせてくんないかな?嘆願書?とか出したら意外とありえるのでは?区民税払ってるし。区民税、こんなに稼ぎが少ないのにこんなに?!と目が飛び出た。疑問。前に住んでた武蔵野市は私が死ぬんじゃないかと心配して、返すわ、という手紙が来て、じゃあたのみます、と手紙を返すとたまに1万円くらい返してくれたりしたきがする。夢か?

  

小学校の脇に生えたピンクの花が可愛いが名前がわからない。名前がわからないとこうやって書く時に記述できない。と思うけど名前を記述できた時にそれを読んだ人が名前を知っていなかった場合、またそこで頭に浮かばないのだから、名前を知っていて書いてしまっても別の不便さがある。全員が知っている言葉はない。だとして全体が8センチくらいで釣鐘っぽい形でピンクの花びら5枚か4枚がくっついてるかんじでピンクの中に赤い筋がちょっと見えるのが茎の方にだんだん流れて赤と緑が混じった色になってなだらかに花と繋がった茎は直径8ミリくらいで切ったらストロー状に空洞になっていそうなかんじで白いめしべがみつまたになって黄色いおしべが見える。と書いても私が思い浮かべているものが頭に浮かぶように書けたかというとたりない気がする。そんなこと言ってもしょうがないんだけど。
個人電気屋の前の地面に「この商店街には防犯カメラが21個設置してあります」と青い油性マジックでかかれた天付け照明の丸い白いカバーが立てかけてある。ゴミっぽい。そうである前にここが商店街だということを初めて知ったぞと思いながらこの寺の前に貼ってある文言この前は「お金あってもあるだけ全部使っちゃダメ」みたいなのでなんかちょっと変というか本日も期待、と見ると「この泥が あるからこそ咲く 蓮の花」ってBUMP OF CHICKENの感動させ方とおなじ方法を使ってくるかんじ。
キリスト教の図書館の柵から出た葉が数種、数メートルおきにふりかけみたいに道路にぱらりと落ちている。柵の向こうに誰もいないところで、パラ、と落ちる瞬間があったから、カミキリムシみたいな謎虫の仕業だったら可愛すぎると期待するがしばらく先に同じ様子に木を切るおじさんがいた。パラ、と落ちていたのはおじさんの余韻と風だ。

 

150字でスクールの授業の紹介を書かなきゃいけない締め切りが過ぎていて、そしたらツイッターぷらす10文字の感じで考えたらやりやすいかな、と思ってツイッターの画面で書く。寝ちゃう。起きてなんだか、と思いながらまとめて、文字数超過で書けなかった部分が一番言いたい説、コピーされていってメールにペーストされた他の説明に取り残されたその部分「化石は発掘されるために化石になるわけではない」をそのまま投稿した。

 

 

暑すぎてシャワー浴びる。

水貼り。やりながらやり方を思い出して失敗してやり直したりして見積もりよりも時間が全然かかった。

 

家にいようか迷うが、結局焦ることになるのだからと思って、冨井さんの展示を見に行くのと、そこでれいこちゃんと合流してその後打ち合わせできるね、となる。日暮里はフィクションめいていてこんなところに普段暮らしているひとがいるのかな、と思って言った。

 

吉祥寺でうどん食べ終わらなくて焦る。
高石さんにきてもらって合流。迂闊にここに意味を結ぶことを書くとなんかもう書けなくなりそうだから書かない。自分の知性の無さに暗い気持ちになりかける。今回のことが具体的にどうなるとしても蓄積という言葉が刺さっていて蓄積したいなという気持ちは強い。
反射みたいな感じで作っていくのだと無理が来るというかたんじゅんにうまくいってるのかそうじゃないのかわかんなくなってったりって気がする。去り際「冗談だけど全部ぶら下げて反重力とか!」と言ってガハ!と笑っていて笑ってしまう。
帰宅していでつさんの「圧倒的日常2」読む。

日記書く。
眠い。
齋藤春佳