土曜日は遅刻を気にしないで寝ていられる日。
昨日買ったブルーベリーをグラノーラに入れて食べる。
来週納期の仕事に少し手をつける。
まだ手をつけられなかった夏学期(前期の春学期の通常授業の期間の終了後にある集中講義期間)の授業のオンデマンド授業の音声講義を聴く。その教科書を部屋に取りに行って部屋を出る際に扉を半開きにしていために、メガネが出入り口に当たって、セルロイドのメガネとテンプルをつなぐ金具の部分がバキッと抜け落ちて壊れてしまった。10年近く使っているので、経年劣化で仕方がないけれど、メガネとして何ともかわいそうな最期だった。去年つくったばかりのメガネも実は自粛中に顔か頭がやせてしまったのか、まっすぐ座っていても下方にずり落ち、下を向いて作業をすれば、大方落下するというストレスフルな状況にある。早くメガネをつくりに行きたいけれど、もう少し、感染が下火になるのを待ちたいと思う。新型コロナ流行前は、お店でいろいろ試してから似合うメガネを決められたけど、今は触るのも申し訳なく思うし、どんな感じで対応しているんだろう?
傷心のまま、昨日買ってきた冷凍の稲庭うどんを電子レンジで温めて、納豆とめかぶと、さらに余っていたゴーヤー入りの卵焼きで食す。冷凍のうどんはとても便利。いつもはコンビニの讃岐うどんの硬さが最高だけど、柔らかい稲庭うどんも好きなので、買ってみた。
夕方、オンゴーイングで展示が始まっている!永畑智大さんの個展「こまわり大陸からの、かたどり記念日」(〜6/14まで)の「オンゴーイング・スタジオ」での配信イベント「おくたま式箱庭療法〜吉祥寺から遠く離れて」を少し観る。広いお庭に永畑さんの彫刻があって、ゲストは佐塚真啓さん、和田昌宏さん、山本篤さん、吉田藍子さん、酒井貴史さん。トークのBGM?に小津安二郎監督の多分『秋刀魚の味』が聴こえてきて不思議な感じだった。
雷がずっと遠くで鳴っていて、タイやカンボジアのこういう時期がとても懐かしい。
夕食時の『ミスター・サンシャイン』を観終わった時点で、課題か仕事か、来週の予習をしないといけない時間割だけど、どうしても昼食時にアマゾンプライムで観かけてしまったスパイク・リー監督の『ブラック・クランズマン』(2018)の続きを観ずにはいられなくなって、続きを観る。もともとアダム・ドライバーが好きなので、観たいと思っていたけれど先延ばしにしてきて、今ジョージ・フロイド氏の殺害事件の後の「Black Lives Matter」の抗議デモが展開する今、なるべく観れるときに観ていかなくてはと思った。
奴隷解放のための南北戦争(1861〜1865)があり、その間1863年にリンカーンの「奴隷解放宣言」があったにもかかわらず、その後も150年以上に渡って、人種差別がなくならないのか。それを学び、理解する上でのキーワードが随所にあふれている作品だった。映画の中で話される「二重の意識」のE.W.B.デュボイスの『黒人のたましい』(1903)は日本語訳にもなっている。まだ授業で原文の一部を読んだだけなので、全編通して読もうと思う。
本間順子